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ニチガ ホエイプロテイン100は本当に溶けにくいのか?

今回は「NICHIGA ニチガ ホエイプロテイン100」を実際に飲んでみたのでレビューを書きました。
ホエイプロテイン100は「溶けにくい」という評価があるので、溶けやすい加工を施した「造粒品」とどちらを買うべきか悩む商品です。
今回のレビューで、私なりの結論を導き出せたので共有したいと思います。

ニチガ ホエイプロテイン100レビュー

「ニチガ ホエイプロテイン100」は人工甘味料無添加のプロテインでは最も安くコストパフォーマンスのよい商品です。
今回はアマゾンで1kgを2,000円(送料無料)で購入しました。
※現在は値上がりしています。

それでは下記の項目について見ていきます。
肝心の「溶けやすさ」については最後に詳しく解説してみました。

・成分
・粉の舞い具合
・付属スプーン
・味
・筋肉の付き具合
・アマゾンでの評判
・溶けやすさ

成分

プロテイン

 

NICHIGA(ニチガ) のホエイプロテイン100 プレーン味 【こちらの商品は、溶けやすい加工を行っておりません。】
ホワイトチェダーチーズのホエイを原料としています。豊かな乳風味のWPC
アミノ酸スコアが高く、BCAA含量も高く、栄養価に優れています。
粉末形状:造粒品なので溶けやすい形状になっております。

商品名:ホエイプロテイン100  無添加 プレーン味
原材料:乳清たんぱく濃縮物  原産国:アメリカ
【プレーンタイプ】
カロリー管理されている方や合成甘味料を気にされる方に特におすすめです。
口当たりの良い豊かなミルク風味で飲みやすさを実現したホエイプロテイン。牛乳や豆乳との相性も抜群です。
【スペック】
アミノ酸スコア100、高品質なアメリカ産WPCホエイプロテイン100%使用。吸収率が非常によく、分岐鎖アミノ酸(BCAA)の含有率の高いホエイプロテインはアミノ酸スコア100と栄養的にも優れたタンパク質です。

【こちらの商品は、溶けやすい加工を行っておりません。】
溶けやすい商品希望の方は、内容が同じで溶けやすい造粒品もございます。ホエイプロテイン100 1kg【instant】をご利用ください。ASIN :B01N35ZR60

【標準栄養分析値】
エネルギー 395kcal/100g、
たんぱく質77.5g
(無水換算) 81.0g、
脂質 5.5g、
炭水化物 8.9g、
ナトリウム 400mg、
水分 5.3g、
灰分 2.8g、
【ミネラル】
カルシウム 280mg/100g、
マグネシウム 60mg/100g
カリウム 350mg/100g、
リン 380mg/100g
鉄 1.2mg/100g、

【アミノ酸組成、タンパク質100g中(g)】
【必須アミノ酸】
ヒスチジン 1590mg、
イソロイシン 4680mg、
ロイシン 9240mg、
リジン 7940mg、
メチオニン+システイン 3780mg、
フェニルアラニン+チロシン 5670mg、
スレオニン 6020mg、
トリプトファン 1530mg、
バリン 4710mg

【非必須アミノ酸】
グルタミン酸 14800mg、
プロリン 5070mg、
アルギニン 2120mg
セリン 4600mg、
グリシン 1590mg
アスパラギン酸 9320mg、
アラニン 4410mg
※アミノ酸スコア 100
※BCAA 18.63g (g/100gタンパク)

【摂取目安】
1日約20g 目標や体調により1日1~3回の間で調節してお召し上がり下さい。
(筋肉量が多いスポーツ選手は、体重1kgあたりおよそ2g程度の量が理想的です)

【用途】
スポーツをされる方の栄養補給・栄養補助。プレーンタイプなのでお料理に混ぜてお召し上がりいただけます。

【アレルギー情報】
乳  (本品製造工場では、大豆、小麦、乳、バナナを含む製品を製造しています。)

【残留農薬検査】
生乳の定期的なランダムサンプリングプログラムにより農薬や動物用医薬品の乳への農薬の検査を実施しております。
日本の食品衛生法に適合して安全な製品になっております。

【お客様に安心してご利用頂けるよう】
チャック付スタンドアルミ袋を使用  ガスバリア性、防湿性、遮光性に優れており、強度も高い材質を使用。
保管に便利なスタンドタイプなので保管にも便利(生産日本社製 )

出典:Amazon販売ページ

わざわざ「溶けやすい加工をしていません」と謳っているところからも、いかに溶けにくいかが推測できますね・・・。

粉の舞い具合

プロテイン

かなりしっとりとしていて、粉が舞うことはありません。
逆に固まってダマになってしまわないか心配なくらいです。

付属スプーン

付属スプーンは付いていません
他のプロテインのを保管しておくか、100円ショップで計量スプーンを購入しておきましょう。

スキムミルクのような普通の無添加ホエイプロテインの味です。
決して美味しいものではありませんが、体作りのためには取るに足らない問題でしょう。

筋肉の付き具合

完全な主観になりますが、悪くない感じです。
かなり効くという感じではないですが、その分脂肪になってしまったということもなく、バランスが取れている印象です。

アマゾンでの評価

アマゾンでは2020年1月21日時点で

星5つ 54
星4つ 43
星3つ 39
星2つ 20
星1つ 23

評価は中々分かれていますが、低評価の理由はとにかく「溶けにくい」という理由です。
ではその「溶けにくさ」について詳しく見ていきましょう。

溶けやすさ

結論から言いますと、ニチガのホエイプロテイン100は、

『溶けないことはないが、「少し大変」で「面倒臭く」「時間がかかる」』

ということになります。

それでは実際にシェイクした様子を見ていきましょう。

⬇︎まずはプロテイン30gを約250mlの常温の水で溶かしてみます。
プロテイン

⬇︎普通に20秒ほどシェイクしてみました。かなりの泡立ちになりました。
プロテイン

⬇︎こんなに泡立った状態で飲んでしまっては、お腹に空気が入りすぎる可能性があるので、しばらく放置してみます。
プロテイン

⬇︎6〜7分後、泡が引きました。しかし、かなり溶け残りがありますね。。そこでもう一度蓋をしてしっかりシェイクしてみます。
プロテイン

⬇︎シェイク後、5分ほどして泡が引いた状態です。かなり溶けましたが少しダマが残ってしまいました。飲めますが、若干歯にくっついて残る感じです。
プロテイン

酷評した人たちが言うほど溶けないものではないですが、溶けにくいことには間違いないです。
元々溶けにくい品質の上に泡立ちが激しいので、泡に一部のプロテインが包まれて(守られて)溶けなくなってしまいます。
泡が消えないことには残りは溶けてくれません
また、泡立ちの消える時間は室温などの環境によって左右されるようです。

色々実験した結果、下記の方法だとかなり溶かすことが出来るようになりました。
・最初に混ぜる水の量を200mlほどにする。
・一度シェイクして泡がある程度消えるのを待つ。
・水を50〜100ml追加して2回目のシェイクを行う。
・泡が消えるのを待って飲む。

追記:なんだかんだ一回目のシェイクでしつこいほど振るのが一番良いようです。水を足したり何だりよりは「とにかく振って振って混ぜる」が最強かと感じました。

面倒で時間はかかりますが、この方法でほぼ全部を溶かすことが出来るようになりました。

それでは次にアマゾンレビューで全く溶けなかったという、「冷たい牛乳」で溶かすとどうなるかを見てみましょう。

⬇︎牛乳はローソンで売っている普通の300mlのものを使いました。(実際には250mlだけ使いました。)
牛乳

⬇︎一回目のシェイクは牛乳を150mlくらいでやってみました。あまり泡立っていないように見えますが、それ以前に全然溶けなくて、泡立ちすら起きません。どろっどろの状態です。
シェイカー

⬇︎そこで、2回目は泡が消えるのを待ってから牛乳を100ml追加して行いました。今度は中々いい感じに混ざっている手応えです。泡はすごいので、このまま泡が消えるのを待ちます。
シェイカー

⬇︎泡が消えるのに10分ほどかかりました。少し残っていますが、思ったよりはいい感じです。
シェイカー

冷たい牛乳で溶かした結果は、「溶けはするが泡が消えるのにけっこう時間がかかる」というものでした。

結論

ニチガ ホエイプロテイン100は溶けにくいですが、溶かすことは可能な商品です。
しかし、「大変さ」と「面倒さ」と「時間」が必要となります。

私の正直な感想を言いますと、「これなら溶けやすい造粒品を買ったほうがいいな」と感じました。

通常タイプと造粒品の価格差は1kgで190円です。
微妙な違いですが、通常タイプの「面倒さ」は毎回発生するものです。
となると、190円を約30回で割ると1回あたり6.3円の差です。
※現在は値上がりしています。

時は金なり、手間は金なり」です。
私の感覚では毎回の手間と時間には6.3円以上の価値があると感じました。

もしあなたが「金額」を理由に選ぶなら「造粒品」の方を私はおすすめします。
しかし、あなたが「完全無添加」にこだわりたいなら「通常品」のほうでも良いでしょう。
(と言っても造粒品に添加されている乳化剤は大豆レシチンなので安全性に問題はないでしょう。)

よほどこだわりがなければ「造粒品」の方を私はおすすめします。

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